NHKみんなのうたで流れる「あなたがどこかで」がとても素敵でしたので、
参加ユニットRu☆Lalaでも演奏させていただきました。
安全地帯とはまた違った歌&演奏をお楽しみいただけたら幸いです。
スポンサーサイト
- 2022/07/10(日) 21:18:47|
- 未分類
-
-
| コメント:0
「ブルースから始めるやさしいジャズピアノ(自由現代社)」
おかげさまで売れ行きが好調なようで、
本日7/1、第三版が発売となりました!
パチパチパチ!!
もしもお役に立てているのなら幸いです!
個人的には、
今回でようやく直したいと思っていたことろを
すべて直すことができてとってもすっきり!!
のはずが、編集者様からのご連絡によると、
ガーシュインの著作権が復活して、
本書で使っている「Summertime」も著作権料が発生し、
かなりの額になったとのこと。
ついては、もし第四版を出すときには曲目の差し替えを
してもらうかもしれないとのこと・・・。
そんなそんなそんな・・・
「Summertime」、ただ楽譜を載せているだけでなく、
本書のあちこちで使って色々なことを解説しているので、
それを全部違う曲でつじつまが合うようにするのは、
至難の業。
しかも付録のCDも録音しなおさなければならない。
大変すぎる!!
そんなわけで、すっきりどころか、
思い切りどんよりになってしまいました・・・。
ま、今回の第三版には関係のない話で、
ブルースからジャズピアノを始めたい方にはぜひ
お使いいただきたいと思います。
ブルースからジャズピアノを始めたい方、
セッションに行くために、アドリブを一から勉強したい方、
外山のレッスンに興味のある方、
ぜひご検討くださいませ!!
↓↓
- 2022/07/01(金) 20:31:03|
- 未分類
-
-
| コメント:0
前回の「ジャズピアノの特徴(クラシックとの違い)」で
書いたように、ジャズとクラシックでは様々異なる点がある
わけですが、中でも、ジャズピアノを始めるにあたって、
最初に大きな壁になるのが「コード」と「即興演奏」。
しかし、ありがたいことに、クラシックのように全部譜面に
書かれたジャズピアノの楽譜も売っています。
ですので、コードは使わず、即興演奏もせず
ジャズピアノにちょっと触れてみるということもできます。
では、ここからが本題。
◆ジャズピアノを始めるスリーステップ!!!
<1>ピアノ譜(二段譜)で弾く
クラシック経験者にお薦め。
全部音符が書かれた楽譜を使って、まずは雰囲気を味わおう。
・コードを使わない。
・即興演奏をしない。
・スイングはしよう。
× 自分に合うレベルのものを見つけにくい。
× スイングは記譜できない。お手本の聴けるものを選ぼう。
<2>コード譜で弾く
コードや音楽の仕組みを学んでアレンジできるようになろう。
・コードと伴奏パターンを覚え、コード譜で弾こう。
↓発展↓
・様々な伴奏パターンを覚え適材適所で使いこなそう。
・メロディもジャズっぽく弾けるようになろう。
・イントロやエンディングも付けられるようになろう。
・理論も勉強してコードを付け替えたり、テンションを
使ったりしよう。
ソロピアノだったら、ここまででも充分楽しめると思い
ますし、逆に言えば、勉強することもたくさんあります。
コードと合わせて音楽の仕組みを学ぶことで、
ジャズに限らずあらゆる音楽のことが分かってくるので、
ぜひじっくりと。
<3>コード譜でアドリブをする
~コードやスケールをもとに自分でメロディを作る~
セッションやバンドをやるとなると、ほとんどの場合
アドリブ、つまり即興演奏が必要になってきます。
しかし、コードが目まぐるしく変わるジャズの曲で
アドリブをするのはかなり大変なこと。
いきなりここからやろうとすると、訳が分からないまま
挫折してしまいかねないので気をつけましょう。
おすすめは、やはり<1><2><3>の順番にやること。
ただし、ずっと<1>の譜面通りばかりでは、永遠に
アドリブできるようにならないので、そこそこやったら、
<2>アレンジ、<3>アドリブへと進めていくとか、
うまくやれれば並行してやるのも良いでしょう。
一般に
楽譜では<1>
教則本では<3>
ポピュラーピアノのレッスンでは<1>
ジャズピアノのレッスンでは<3>
が多いようで、<2>アレンジの部分が少ないように見えます。
実は私の著書「ブルースから始めるやさしいジャズピアノ」も、
<3>のアドリブが中心になっています。
もともと、本を書くにあたって
<ブルースからはじめるジャズピアノ>というテーマが
与えられていました。
ジャズにおいてブルースはセッションでの必須課題。
セッションといえばアドリブが必要。
そんなわけで、アドリブの仕方が中心になりました。
ちなみに普段の私のレッスンでは、
<1>の2段譜をほんの少し取り入れつつも、
<2>のアレンジを中心に行います。
そして生徒さんの様子を見ながら少しずつ<3>の
アドリブも加えます。
ソロピアノを中心にやりたい方は、その後も<2>の
アレンジを中心にやり、バンドやセッションをやりたい
方には<3>のアドリブを中心に進めていきます。
また、
オンライン講座では昨年
「ピアノアレンジ講座」を行い、こちらも
<2>のアレンジを中心に行いました。
このアレンジ部分を学んでいただくことが、
もっとも気軽にジャズピアノを楽しむことができて、
本格的に音楽を理解することにもなって、
とても良いのではないかと考えています。
これからもオンライン講座なり、書籍なりで
皆さんにアレンジを学んでいただける
よい教材を作成したいと思っています。
おすすめの楽譜はこちらで紹介しています。
↓↓
- 2022/06/09(木) 10:28:00|
- 教えてる(教室)
-
-
| コメント:0
多くの方が、クラシックピアノを経てジャズピアノを始められるので、
クラシックピアノと比べながら、ジャズピアノの特徴を書いてみますね。
<メロディ>
共通点 :ドレミファソラシドが基になっている
異なる点:大部分を即興で作る
<ハーモニー、伴奏>
共通点 :基本的には同じような和音、和声進行
異なる点:伴奏部分は音符にせず、コードネームを使う。
原曲とは違う和音に変えることも多い。
<リズム・テンポ>
共通点 :四拍子、三拍子、六/八拍子などが中心
異なる点:八分音符が並んでいたら均等に「タカタカ
タカタカ」と演奏せず、
「ドゥウダドゥウダドゥウダドゥウダ」と揺らして
(「スイング」)演奏したり、裏拍にアクセントを
つけることが多い。
やや速めかつ一定のテンポで演奏されることが多い。
<音色>
共通点 :良い音を目指す
異なる点:あくまでも自分にとっての良い音なので、
個性豊か。あえて濁った音を狙うことも多い
<演奏形態>
共通点 :メロディと伴奏の両方を同時にできるので、
ソロ演奏も可能
異なる点:ソロ演奏も可能だけれどアンサンブルが中心
リハーサル無しのセッションも多い
<曲>
共通点 :作曲家の残した曲を演奏
異なる点:作曲者の意図した形よりも、私ならこう弾く
という演奏をする。
曲自体はシンプルなものが多く、初心者でも
プロと同じ曲を弾けることが多い。
プロは自分の曲を演奏することも多い。
などなど、共通点もあれば異なる点も多々あります。
ジャズの場合は即興演奏の占める割合がとても大きく、
それは自分の自由に演奏できるということであり、
自分がどうしたいのかが問われるということでもあります。
そして、それを演奏で表現するためには、音楽の仕組みを
理解していることも大切なことです。
(コードの理論だけでなく、リズムのことなどいろいろと!)
つまり、ジャズの演奏に必要なことは、
「音楽の仕組み」を分かっていることと
「自分はどう表現したいか」をイメージできること。
そこにスイングするなど、ジャズの特徴を加えるというか、
ジャズの流儀の中で表現するとジャズに聴こえるということです。
ちょっと敷居が高くなってきてしまいました。
ちゃんと下げますからね(笑)
(ジャズピアノを始めるスリーステップ! に続く)
- 2022/06/07(火) 17:56:00|
- 教えてる(教室)
-
-
| コメント:0