Swingyの音楽日記

ジャズピアノの演奏・レッスンと、それに関わる身体動作について研究・練習していることなど

歌いましょう!

「頭の中だけならかっこいいアドリブが流れるのに、
 いざピアノに向かうと全然イメージのように弾けない。」
 という方、多いと思います。 僕も何度となく感じてきたことです。

 僕からのおすすめは、歌うこと。 ピアノには向かわないけれど、
 頭の中だけでなく、声に出して歌うこと。

 次に、 ピアノに向かうけれど、 
左手でコードを全音符で鳴らすだけにして、 
アドリブはピアノを弾かず、声を出して歌うこと。 

 そしてアドリブを謳いつつ、同じことを弾く。
 弾けるよう練習する。 
左手のタイミングもアドリブに合わせて工夫する。 
というようにほぼ通常の練習に繋げていきます。 

 お試しあれ!
スポンサーサイト



  1. 2023/06/09(金) 12:40:13|
  2. 教えてる(教室)
  3. | コメント:0

◆練習は時間を区切って!

「スケール練習だけで練習時間が無くなっちゃいます。」

なんて声を聞くことがあります。


時間を区切りましょう!

たとえば今日は30分できるなと思ったら、

・スケール5分

・コード5分

・リズムトレーニング5分

・曲15分

のように。(あくまで例です)


例えばスケールとかコードはそれぞれ12個ずつありますが、

12個で多過ぎたら、今日はCとF、明日はBbとEbというように

分けると良いですよ。

練習時間の半分(またはそれ以上)曲に当てましょうね!


  1. 2023/04/01(土) 20:41:27|
  2. 教えてる(教室)
  3. | コメント:0

ジャズピアノ、楽しんでいますか?

「うまくなったら楽しいだろうな」って思っている方、
多いと思います。
でもたくさんの生徒さんを見てきて、
必ずしも楽しんでいる人=うまい人
ではないようです。

もちろん、うまくて楽しんでいる人もいますし、
僕もうまい方が楽しいに決まっていると思い込んでいたから、
そうでない人を見たときに、とても印象が強く残っている
のかもしれません。

以前、全然弾けなくてさぞ辛いだろうなと思った人が、
アンケートに「とても楽しい」と書いてくれていた時には
とても驚きました。


うまくてもうまくなくても、
「忙しい毎日の中、ピアノを弾く時間は心のオアシスです。」
といったことはよく聞きますし、

「私の人生でこんなにできないものは初めて。
でもだからこそ面白い。」
と言われる方もいます。

もちろん、レッスンをはじめて2,3回で
「私には難しいようなので」と言って退会された方もいます。


一方で、僕よりずっと才能あるなと思った方でも、
いつも周りの悪口ばかり言っていて、
少しも楽しくなさそうな方もいました。

もちろん、上手になった方であちこちセッションにいったり、
バンドを組んだりして、とても楽しまれた方もいますし、
ブログに「私に音楽があって本当に良かった!」と
書かれているのを見ることもあります。

僕自身は楽しい時もあれば、辛いときもあります。
結局、心のありようだという感じがしています。


ふとうまく弾けること、つまり技術があることって、
お金があることと似ているのかなと思いました。

あったらどれほど幸せかと思うけれど、
あればあるほど幸せとは限らないらしいということが。

お金はそれを使ってどう楽しむか。
技術もそれを使ってどう楽しむか。

あってもあっても楽しめない人もいれば
無ければ無いで楽しめる人もいる。

僕はまだ欲しいけれども(笑)

さて、皆さんはこれまでジャズピアノをやってきて
楽しめていますか?
どんな時が楽しいですか。
できなかったことができた嬉しさの他に、
幸せを感じるようなひと時がありますか?
  1. 2023/02/17(金) 20:27:19|
  2. 教えてる(教室)
  3. | コメント:0

その反対もやってみる

「1曲深く練習するのと、浅くいろんな曲を練習するのと
どちらがいいでしょうか?」
という質問を受けました。

僕の答えは「両方しよう(笑)」
例えば、曲の練習を一日30分するとしたら
メインの曲は一週間毎日25分やって、
残りの5分は毎日違う曲をさらっとやるというように。
メリハリもついて良いのではないでしょうか。


「最近、セッションに行ってもうまく弾けないから、
しばらく一人で練習した方がいいかなと思うんです。」

という声を聞くこともあります。
でもそんなとき、ある程度セッションで楽しめていた
ことのある人だったら、セッションも一人での練習も
両方を続けることをお勧めします。

一人で練習できることももちろんありますが、
セッションの場で吸収することもたくさんあるはずです。
また、独りよがりになってしまったり、セッションの場で
実践で約に立たないような方向で練習してしまったりする
こともありがちです。

どちらが良いというのではなく、
両方やることで、両方が活きてくるように思います。


苦手なところを部分練習をするのも大事だけれども、
全体を通して弾いて、曲調をつかむことも大事。

どんどん速いテンポで弾きたいと思ったら、
どんどん遅いテンポでも弾いてみる。

速くしていくと、間違えても気がつかないで、
間違えたまま覚えてしまうこともよくありますが、
遅い方もやっておけば、そうはならない。

また、速い方が難しい気がするかもしれませんが、
遅いテンポで弾くことも、
テンポ感が良くならないとできないことです。


レッスンで1曲教わったら、
何か似ている曲を探して独力で弾いてみる。
独力でやってみたときに、
教わった練習の仕方がしっかり身につくことに
なると思います。

他にも、
メロディ&伴奏
譜面通り&アドリブ
音を詰め込んでみる&スカスカにしてみる
元気いっぱい&しっとりやさしく
ソロピアノ&バンド
練習&本番
伝統的なもの&現代的なもの

色々対になることを考えて両方やってみると
思わぬ相乗効果があるかもしれませんよ。

ただし、最後にあげた「伝統的なもの&現代的なもの」とか
あるいはさらに違いの大きい「クラシック&ジャズ」など、
違う文化のものを同時にやると、変な風に混ざって
どちらもうまく行かないことがあるので要注意。



  1. 2023/02/11(土) 21:25:28|
  2. 教えてる(教室)
  3. | コメント:0

よく「理論の知識が無い」とか「指が速く動かない」とか・・・

よく、アドリブが全くできない人が、
「理論を知らないから」とか、
「指が速く動かないから」
といったことを理由にあげたりするのですが、
どちらもはじめはほとんど必要ないと思います。

むしろ、理論を知っていると考えすぎてしまって、
逆に弾けなくなります。

指が速く動く人は、速いフレーズをたくさん弾いてきているので、
アドリブでも速いフレーズを弾かなきゃいけないような気がして
これまたどう弾いていいかわからなくなってしまいます。

知識は十分使いこなせる範囲で少しだけ。
コードだったらCがドミソ Fがファラド、Gがソシレで十分。
それしか出てこない曲からやりましょう。

指も1本だけ使うくらいのところから。
Cの時にドドドーとか。

赤ちゃんが最初に「ママ」とか「まんま」とかを覚えるように、
シンプルなフレーズを一つ、また一つと覚えたり作ったり
するようにしたらアドリブもそんなに手強くないですよ。

いきなりかっこいいものをやろうとしないこと。
まずは0を1にしましょう。
0が1になったら喜びましょう!

その先も、一つ知識を得るごとに、
それをしっかり使いこなしてから次に進むようにして、
知っているけれど使えない知識が積み上がって
しまわないようにしましょう。

(追記)
どんな練習も、
ぎりぎりできるところで終わらないで、
楽々できるまでやること。
目を閉じて鼻歌まじりに弾けるくらいまで。
それが永遠にできそうもないものだとしたら、
それは難しすぎるものに手を出しているということ。



参考:Swingyの「動画deレッスン」
http://jazzpiano-hikouyo.com/douga-lesson/index.html
アドリブの第一歩のための動画があります。
  1. 2023/01/18(水) 21:36:28|
  2. 教えてる(教室)
  3. | コメント:0
次のページ