なかなか倒立ができない6歳の長男。風呂上がりに、
「お父さん、ちょっと見てて」。なるほど、両足ともに
勢いよく壁までは回るのだけど、そこで体を支えられず、
壁を伝うように横にずれていってしまう。
「いいか、足の裏で壁をつかむイメージだよ」と
アドバイスすると……「わ、できた!」
ここ数日間、つきっきりで長男に教えていた妻は、
手足のない僕のアドバイスですぐにできるようになった
ことが不思議で仕方ないみたい。
うーん、何というか、感覚なんだよなあ。
小学校教員時代も、こうやって子どもたちに逆上がりや
跳び箱を指導してきたし。
自分ができなくたって、何とかなる!
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自分ができなくても、指導をできることがある
(しかも手足が半分もないのに)
という点がまず面白いと思いますが、
もう一つ、ちょうど最近、指先から「掴む」という動作が
とても有益なんだなあということを感じています。
力強く、元気に動けます。
【掴む】
右手なら、指先から順番に、右腕全ての関節を使い、
力を中心に集めていく動き。
石橋のようなアーチ型。
モノに対しては、感触を味わうように触れつつ掴む。
もちろんピアノの演奏でも。
指先が敏感なのは、偶然ではないでしょう。
以前参加した、甲野陽紀先生の講座で、指先の
意識、動き、使い方について丁寧に学習しました。
片足立ちをするとき、
上げる足には、新聞紙を掴んでいると、安定するのです。
支える足ではなく、上げる足の方。
講座の世話役クラトモさんによる、講座のレポート
↓↓
からだ不思議箱 (2013/03/10)
ここでも指先の動きについてのお話が出てきます。
「飴玉のつかみ取りをするように」、なんて表現も。
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