「音楽家のための身体操法講座」でのできごと。
以前この講座に参加したときの日記(2010/11/16)の(回答2)、
体を細くスッとまとめるための運動
・・・しゃがんで、少し腰と腕を浮かせたところから、
一瞬で脱力して一気に落ちる。完全に脱力して落ちると、
ポンっと驚くほど跳ね上がる・・・
という運動をやったところ、とても立つところまで跳ね
上がったりしないけれども、確かに身体がスッとまとまっ
て、かなり身長が高くなったように感じる(一時的だが)
ということを伝えた。
すると先生が「私はいつも『浮き』がかかっているから
跳ね上がる。」とおっしゃった。
『浮き』 なるほど!!
どうすれば浮きがかかるのかは全然わからないけど(笑)、
それがあらゆる動きに大きく意味を持つ「キー」である
ことは直感的に感じた。
ピアノでも、驚くほどさらっと弾けちゃった生徒、思い
当たる二人の生徒は二人とも、細身な割に背泳ぎが得意
だろうなと思うような、逆三角形の肩&背中を持っていた。
始めから肩が浮いていたんだろうか?
さて先の日記「力は入れられる?」に書いた、ドラムでの
内側に持ってくるような叩き方は、腕&肩が、いつもより
「浮く」ことになる。
気功でいつも長い時間を割く、たんとう効は、腕を横に
ふわっと「浮かす」ような姿勢だ。
しかし「浮き」というのは、手が浮いていればいいという
ことではなく、全身のこと、あるいは、「上虚下実」という
ように、上半身全体のことだろう。
上半身全体に「浮き」をかけるというのはどういうこと
だろう?
同じく甲野先生の講座で、手をこういう形にすると凄い力が
出る(いや集まる(笑))という、手の型を色々紹介して下さった。
どれも、基本的には、普段は外を向いている手の甲が、
自分に見えるように腕をねじり、手首を反らす。
この「反り」で力が集まる。
しかし、ただねじって反らしただけではたいしたことはない。
風船を膨らませてからねじるとバルーンアートとして色々
作れるが、膨らまさずにねじっても何にもならないのと
少~し似ている気がする。
腕(肩から肘)を少し外に持っていって、半円形の広がりを
作ってからねじって反らすことで、ぐっと多くの力が集まってくる。
「浮き」+「反り」
伝えられてるかな?
たぶん武術をやってる人の手はみんなそうだろうし、もしか
したら、テレビでも時代劇とかで見られるかもしれません。
ここで、新たな発見!
この手の型をとると、頭が上に持ち上がる!
これで上半身が浮くかな?
また、アレクサンダー・テクニックという身体運用法で、一番の
基本と言っているけど、どうすればいいのか良く分からない、
「頭は前で上」というのが、この型で自然にできる!
みんなつながって来た!
いや、この型自体は、気功を始めた10年前からしょっちゅう
やってることだし、過去にも気づいていたはずなんだけど、
おかしいなあ(笑)
今まで以上に身体で理解したことは確かだし、とっても面白い!
そしてピアノの演奏フォームも色々試しています。
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