Swingyの音楽日記

ジャズピアノの演奏・レッスンと、それに関わる身体動作について研究・練習していることなど

やじろべえになったり、猫になったり

最近の演奏フォーム、二種類。
やじろべえになったり、猫になったりします(笑)

どちらも最近は、指先の意識をより明確に持ち、
ピアノの鍵盤をより味わうようになったという点
では共通。

一つ目は、先日、早大合唱団60周年の集いでの
演奏に向けて「Holyland」を練習していた中で
生まれたフォーム。

僕はスイングする演奏と、スイングしないバラード演奏
では、フォームが変わります。

スイングでは、背中を丸め、
スイングしないときは、背筋を伸ばします。

ところが、今回の「Holyland」では、今までとは違った
フォームが生まれました。
両者の中間ではなく、むしろ、後ろに傾いてしまいます。

思い返してみると、会場で演奏する際に、フカフカの
イスだと、僕にとっては弾きにくいので、お尻の下に
何か固めのものを敷こうかなと、敷物やら、弾き方
やら、あれこれ試していました。

演奏フォームチェック 13 10 13  (Holyland)


今年ずっとやっている、左足つま先立ちは一緒。
特徴は、上半身の重さは、左の坐骨に集めること。

硬くとがった骨なので、イスも硬めなら、坐骨を
支点にやじろべいのように自由に動けます。

重さがのらず弾きにくいかなと思ったのですが、
それほどでもないです。

フカフカのイスで、どれだけそれに近い動きが
できるか。つまり自由に動いて弾けるかなあ。

右足はペダルを踏む都合上、今のところ、
かかをつけていますが、左足はつま先だち。
右足かかとも浮かせても弾けることは弾ける。

録画を見ると、「自由に動ける」といってる割には
まだ肩、腕の動きが硬いかな。

以前来ていた生徒が、やはり、こんな風に上体を
後ろに持っていって、ペダルを使う右足のかかとも
浮かせて弾いていました。

よっぽど変えてしまおうかと思いましたが、
あまりに上手かったので、そのままにしていました。
まねしたのではなく、たまたまこうなったのですが、
そうやって自然に生まれたものなら、それなりに
バランスとれるんですねえ。

そして、60周年の集い当日、イスは幸い硬め。
上げ下げしやすいおけいこ用のイスでした。
にも関わらず、全然思うようには弾けなかったよぉ。


二つ目のフォーム

演奏フォームチェック 13 10 17 (枯葉)


さて、その集いも終わり、少し前に、武術研究家、
斉藤豊さんより教わった体の使い方を生かした
フォームを試しました。
(起倒流柔術でのやり方とおっしゃっていたかな)

「戦うときは、猫になる。」

足は、つま先立ち。
上体は背骨を残して、その両脇は、ぐいっと前に出す。
腕も前に来る。

つま先だちでは、ふらふらするのに、相手に与える
威力は強くなるという不思議。

猫になる=強くなる?

また、よく言われる「肘を開かない」というのは、
肘を体側にくっつけることではなく、肩が前に出て
いる状態で、力を抜いて腕を落とせば、肘は、
体の前に来る。
つまり外に開いていない、ということだそうだ。

ただ、基本の状態だと肘が前にあるということで
あって、外に行ってはいけないということではない
はず。戦っている最中は、あちこち動かすのだから。

背骨を軸として意識していると、左右の動きは
しづらくなりますので、上半身は回転する動きを
使ってみました。クロールするときのようでもあり、
飛行機が傾く時の動きのようでもある動きです。

ストライドをよく練習していた頃にもやっていま
したが、最近はあまりやっていなかった動き。

猫になると強くなるとのこと、
さて、ピアノはどうだろう。

猫になる=うまくなる??

足の爪先立ちは、今年のはじめ頃からやって
います。もちろん考えがあってのことですが、
そろそろやめて、もっと手に連動した動きを
してみようかと思い始めています。
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  1. 2013/10/20(日) 12:53:07|
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