Swingyの音楽日記

ジャズピアノの演奏・レッスンと、それに関わる身体動作について研究・練習していることなど

2013年秋 「体で理解した」できごと・2 『覚悟』

昨年の10月ごろ、岩手県沿岸の被災地を訪れると決め
ました。
すると、決めた瞬間から、ググッと腰が入ったのです。
(2013年10/31~11/3に行った。)

レーシックを受けて以降、特に10月はひどくだるい時期
だったのですが、これによって、この年は心身とも緊張感
があって、大丈夫でした。


この時に思い出したのがこの言葉

「物を生み出す力は、『覚悟』だということが分かってきた。」

おそらくまだ学生だった頃、新聞で、ウイスキーか何かの
広告になっていた、ある映画監督の言葉。

そのとき、しっかりと理解できたわけではないけれど、直感
的に「きっとその通りに違いない」と感じていたこの言葉を
しっかりと経験で理解することができました。


◆行動での変化
体はいつも変化していて、それは摂生、不摂生で、あるいは、
楽しく暮らしているか、悩み多く暮らしているかで体調が変わ
ったり、姿勢の悪さや、無理な運動で痛みが出たりしますね。

様々なボディ・ワークで直接体を整えたり、意識的に行動を
変えることで、少しずつ身体を変えてゆくこともできます。


◆心からの変化
時に、ショックなことが一つあっただけで、動けなったり、
病気になったりすることも。

逆に、物凄く嬉しいことが一つあったら、それだけで、すっかり
元気になったり、病気が回復に向かうことすらあるように、
心の状態はしばしば身体を変えるようです。

心からの変化は、一瞬でも大きく変わったりします。


そして、始めに紹介した言葉。

覚悟を決める。

大きなチャレンジをすることを決める・・・
大きな責任を伴うとしても、
大きなリスクを伴うとしても、自らやると決める・・・

そういう覚悟一つで、身体は変わるということ。
つまり実際の行動を起こす前に、もう身体は変わる。
覚悟を決めると、ほんの数秒で大きく変わることがあります。

上述のように去年の秋に、そして今年もまた別件で
同じような体験しました。
ググっと腰が入いり、身体が引き締まりました。

怒られたり、不安だったりで体が固まることもありますが、
そういう時は、締まる感じは似ていても、腰は入らない。

僕の場合、ここ2年くらい、よりスイングする演奏を求めて、
あえて腰を入れない姿勢、動きをやっていたので、だからこそ、
ここぞというときには、体が自然に反応して腰を入れるという
ことが起きて、その差がわかりやすかったのかもしれません。


さて、心からの変化のうち、「物凄く嬉しいこと」や「怒られること」
は、受動的、偶発的だけれど、「大きなチャレンジ」は、自発的。
自分で決められる。

大きなチャレンジは大変だけれど、自分で決められるのは
素晴らしいと思いませんか?

もちろん、小さなチャレンジを積み重ねたっていいのだろうと
思います。もしかしたら、その方がいいのかもしれない。

いずれにしろ、きっとこういうことの積み重ねで、弾き方や
演奏がレベルアップしたり、心に届く演奏ができるように
なっていったりするのだろうと思います。

もう一つ、

一生ピアノを弾き続ける(人生の多くの時間を注ぎ込む)
覚悟を持つとともに、(最近、ピアノが弾ける状態にある
ので、あまり考えていなかったが)今すぐ弾けなくなった
としても、後悔しないという覚悟も持っていた方が、より
充実した演奏活動ができるに違いないと感じました。
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  1. 2014/10/19(日) 01:55:17|
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