Swingyの音楽日記

ジャズピアノの演奏・レッスンと、それに関わる身体動作について研究・練習していることなど

ピアノとの一体化

演奏するには、楽器と一体化することが必要。
それには、それにふさわしい気持ちというか、適度な気合というか、
すっきりしている上での集中力というか、とにかく、一体化できる
ような心身の状態が必要だと思います。


いつも読んでいる、小関勲さんの言葉

「パフォーマンスは自己の真実のテンションに比例する。
夢や願望は方向性を示せるかもしれないが、
実際のテンションはそことは直接関係しない。」

僕は、無理なく、心身のテンションを上げるのに、もの凄く時間が
かかります。
でも、僕に限らず、一人でテンションを上げるのは難しいみたい。
だから、何とかセッションに参加できるところまできたら、
どんどん参加して、バンドを組んでみんなで演奏するといいと
思います。


2002年のキースジャレットの演奏の動画を見たという生徒の
Sさんが、「いったいどうしたらあのように弾けるんですか?」
と質問してきた。

僕があのように弾けるわけではないので、困ってしまうけれど、
とにかく、彼がいつも音楽に入り込んでいるのは、よくわかる。

ちょうどその2002年だと思うけれど、僕はキースジャレットの
演奏を生で見ることができました。

そのとき、彼は、もはや人間を超越して見えました。
かたつむりに殻があるように、キースはピアノとセットで一つの
生き物のようだった。
引き込まれ、食い入るように見ていました。

ちょうどその頃、肘を痛めたので、それから数年は、
一体となる以前に、ピアノを弾ける身体づくりからやってきた
のですが、今思えば、それも含めて、僕のこの十数年の練習は、
ひとえに、ピアノと一体化するための練習だといえます。
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  1. 2015/01/30(金) 00:18:35|
  2. 弾いてる(練習、ライブ、動画)
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