ビート:ジャズは裏拍?
ジャズは裏拍アクセントでリズムにのるものだと聞いて、左手のバッキングを裏拍に入れて弾いているのだけれど、実は表拍、つまり四分音符をきちんと感じられていないことがよくあります。
ジャズのノリは裏拍アクセントである以前に4ビート中心ですから、四分音符が感じられいないと演奏に躍動感がでません。また無理に裏拍に入れてもいい加減なタイミングでは、むしろ邪魔になるくらいですし、身体も力んでしまいがち。やっぱりまずは表拍。四分音符を一つ一つ感じ、演奏できるようにしましょう。
コード:ジャズはテンション?
ジャズピアノというとテンションを入れるものだと聞いてはじめからテンションを入れて弾いているけれど、実はコードトーンそのものすらちゃんとわかっていないということもよくあります。
コードトーンがわかっていなければ、右手も使う両手でのバッキングも困るし、アドリブするにも困るし、せっかくコードを使うのに、ジャズ以外が弾けません。
というわけで、リズムは表拍から、コードはコードトーンそのものを使って弾くことから、メロディもアドリブの前にメロディをちゃんと弾くことから、音色も使う楽器の良い響きを味わうところからきちんとやることを強くお薦めします。
まあ、偉そうに言っている僕の演奏も、きっと聴く人が聴けば、「そんなかっこつける前にやることがいっぱいあるんじゃないの?」となるんでしょうけれど、それでもできる限り、基本もどんどん深めていくよう努めています。
動画で実演してみました。(17.3.5)
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