Swingyの音楽日記

ジャズピアノの演奏・レッスンと、それに関わる身体動作について研究・練習していることなど

繰り返す練習から生み出したい、とってもとってもとっても大切なもの

いつも僕がホストをしているセッションに
お越しくださる方が、
ギターの練習にとっても大切なことというのを
書かれていました。
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どんな単純なフレーズでも、
1回弾けることと30回正確に弾けることは
全く違う。

1回だとメトロノームにあっていると思っていても
実は微妙にずれていたりする。
30回正確にやろうとすると、どんどん緊張してくる。

30回正確にメトロノームに合わせる練習をしてから、
どんどん動きが滑らかになってきた。
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とのこと。

僕もとても良く判ります。
例えば、ドラムのレッスンをしているときに
よくあることなのですが、「4ビート叩いて」
というと1小節だけ叩いてすぐやめちゃう人が
います。

でも長く続けないと、テンポがキープできて
いるかどうかが分からないし、ましてや
グルーヴが生み出せるかどうか分からない。

特に人とあわせているときは、
ごく簡単なパターンを繰り返していても、
だんだん緊張してきたりします。
保つのも案外難しい!

それに、グルーヴっていうのは一つのリズムを
繰り返すことで生まれるものだと思うから、
一回じゃはじまらない。

ピアノでも似たようなことは良くあります。
「Cのペンタトニックでアドリブをやってみて」
というと、2小節くらい弾いて終わっちゃったりとか。

2小節じゃなくて、2分くらいは弾いて、
起承転結も作って、曲のように音楽を表現してみませんか。

テンポキープの話でいえば、
スケール練習とか、バッキング練習など、
シンプルなものを練習をするとき、
1回間違えずにできたら終わりじゃなくて、
1分2分、あるいは一曲分くらいの長さを
一定のテンポで、かつ、ノリも感じて弾けるように
練習していきましょう!
(あらゆるものをじゃなくて構いませんから)

人と合わせるようになったら、
その大切さがわかってくると思います。


グルーヴの他にも、
いえ、
グルーヴよりも先に、
繰り返すことによって生み出したい、
とっても とっても とっても 
大切なものがあります。

それは・・・「余裕」

身体面でも、精神面でも不必要に強張らないこと。

強張っていては指も動かないですし、
リズムにものれないですよね。
肩も凝るし、腱鞘炎にだってなるかもしれません。

余裕が無ければ、人の音が聞こえないのはもちろん、
自分の音すらろくに聞こえなかったりします。

共演者といくらずれてもさっぱり気がつきませんから、
これはもう音楽になりません。

余裕を生み出すためには、
簡単なものを繰り返す練習は避けられないんじゃ
ないでしょうか。

繰り返しながら、
ただやるだけじゃなくて、
不必要な強張りを見つけて解いていったり、
部屋の響きを聞いてみたり、
グルーヴと呼ばれるものに通ずるであろう、
心地よいノリを感じてみたりすることが大切。

その上で、だんだん難易度の高いものをやったり、
緊張を強いられる場に敢えて出て行くとかってことも
必要になってくるのだと思います。

今度はそういう場でも余裕をもてるように
繰り返しトライしてゆく。

僕ももっとそういう場に出て行かなくちゃと
思います。


最後に、セッションでお会いした素晴らしい
ギタリストさんのブログをリンクしておきますね。

「リズムとタイム」  
ギタリスト 伊谷希 様

もう一つ
「リズム感とタイム感の違い」ユウキ様


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  1. 2019/04/11(木) 10:58:00|
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