ヒモトレやバランストレーニングで有名な小関勲先生のクラスです。
小関先生の講座はいつも一人一人に相対して、力まない動きを体感できるよう指導してくださるのがとてもありがたいです。
日頃あらゆる動きについて力まずにやろうとしているけれど、全然できていないことを痛感するひと時でもあります。
今回面白かったのは、既知と未知のお話。
例えば手を前に出していくとき、中に何があるかわからないブラックボックスに手を入れていくようにとのアドバイス。そのように手を前に出していくと力まない。
未知なるものに対しては不安と好奇心が同時にあり、それに向かっている時、なぜか力まないらしい。
こう動かせば良いなどと分かった気になって動かすとなぜか力む。分かった方が力まないかと思いきや逆なんです。
今の時代、分からないことがあっても、ネットですぐに調べられて本当に便利でありがたいなんて思うけれど、敢えて分からないままに向かってみようというのがとても新鮮でした。
終わった後の食事の時にも、それに関連したお話がありました。
古武術の甲野先生も韓氏意拳の光岡先生も、運命は決まっているかとか、強さとは何かとか答えの出ないものを追いかけているから一生続けていられるとのこと。
分からない心地よさを味わってみたいと思います。
そういえば先日やった「暗闇RuLa☆Live」は
「あなたの言葉が分からない」にはじまって最後は「もう言葉はいらない」と歌う「確かなメッセージ」で終わりました。相方Kanoの考えたプログラムで、あのときも「分からなくていい」というのがメッセージとしてあったなあ。素敵。
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