Swingyの音楽日記

ジャズピアノの演奏・レッスンと、それに関わる身体動作について研究・練習していることなど

◆ジャズピアノの特徴(クラシックの違い)


多くの方が、クラシックピアノを経てジャズピアノを始められるので、
クラシックピアノと比べながら、ジャズピアノの特徴を書いてみますね。


<メロディ>

共通点 :ドレミファソラシドが基になっている

異なる点:大部分を即興で作る


<ハーモニー、伴奏>

共通点 :基本的には同じような和音、和声進行

異なる点:伴奏部分は音符にせず、コードネームを使う。
     原曲とは違う和音に変えることも多い。


<リズム・テンポ>

共通点 :四拍子、三拍子、六/八拍子などが中心

異なる点:八分音符が並んでいたら均等に「タカタカ
     タカタカ」と演奏せず、

 「ドゥウダドゥウダドゥウダドゥウダ」と揺らして
 (「スイング」)演奏したり、裏拍にアクセントを
 つけることが多い。
 やや速めかつ一定のテンポで演奏されることが多い。


<音色>

共通点 :良い音を目指す

異なる点:あくまでも自分にとっての良い音なので、
     個性豊か。あえて濁った音を狙うことも多い


<演奏形態>

共通点 :メロディと伴奏の両方を同時にできるので、
     ソロ演奏も可能
異なる点:ソロ演奏も可能だけれどアンサンブルが中心
     リハーサル無しのセッションも多い


<曲>

共通点 :作曲家の残した曲を演奏

異なる点:作曲者の意図した形よりも、私ならこう弾く
     という演奏をする。
     曲自体はシンプルなものが多く、初心者でも
     プロと同じ曲を弾けることが多い。
     プロは自分の曲を演奏することも多い。

などなど、共通点もあれば異なる点も多々あります。

ジャズの場合は即興演奏の占める割合がとても大きく、
それは自分の自由に演奏できるということであり、
自分がどうしたいのかが問われるということでもあります。

そして、それを演奏で表現するためには、音楽の仕組みを
理解していることも大切なことです。
(コードの理論だけでなく、リズムのことなどいろいろと!)


つまり、ジャズの演奏に必要なことは、

「音楽の仕組み」を分かっていることと
「自分はどう表現したいか」をイメージできること。

そこにスイングするなど、ジャズの特徴を加えるというか、
ジャズの流儀の中で表現するとジャズに聴こえるということです。


ちょっと敷居が高くなってきてしまいました。
ちゃんと下げますからね(笑)


(ジャズピアノを始めるスリーステップ! に続く)
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  1. 2022/06/07(火) 17:56:00|
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