多くの方が、クラシックピアノを経てジャズピアノを始められるので、
クラシックピアノと比べながら、ジャズピアノの特徴を書いてみますね。
<メロディ>
共通点 :ドレミファソラシドが基になっている
異なる点:大部分を即興で作る
<ハーモニー、伴奏>
共通点 :基本的には同じような和音、和声進行
異なる点:伴奏部分は音符にせず、コードネームを使う。
原曲とは違う和音に変えることも多い。
<リズム・テンポ>
共通点 :四拍子、三拍子、六/八拍子などが中心
異なる点:八分音符が並んでいたら均等に「タカタカ
タカタカ」と演奏せず、
「ドゥウダドゥウダドゥウダドゥウダ」と揺らして
(「スイング」)演奏したり、裏拍にアクセントを
つけることが多い。
やや速めかつ一定のテンポで演奏されることが多い。
<音色>
共通点 :良い音を目指す
異なる点:あくまでも自分にとっての良い音なので、
個性豊か。あえて濁った音を狙うことも多い
<演奏形態>
共通点 :メロディと伴奏の両方を同時にできるので、
ソロ演奏も可能
異なる点:ソロ演奏も可能だけれどアンサンブルが中心
リハーサル無しのセッションも多い
<曲>
共通点 :作曲家の残した曲を演奏
異なる点:作曲者の意図した形よりも、私ならこう弾く
という演奏をする。
曲自体はシンプルなものが多く、初心者でも
プロと同じ曲を弾けることが多い。
プロは自分の曲を演奏することも多い。
などなど、共通点もあれば異なる点も多々あります。
ジャズの場合は即興演奏の占める割合がとても大きく、
それは自分の自由に演奏できるということであり、
自分がどうしたいのかが問われるということでもあります。
そして、それを演奏で表現するためには、音楽の仕組みを
理解していることも大切なことです。
(コードの理論だけでなく、リズムのことなどいろいろと!)
つまり、ジャズの演奏に必要なことは、
「音楽の仕組み」を分かっていることと
「自分はどう表現したいか」をイメージできること。
そこにスイングするなど、ジャズの特徴を加えるというか、
ジャズの流儀の中で表現するとジャズに聴こえるということです。
ちょっと敷居が高くなってきてしまいました。
ちゃんと下げますからね(笑)
(ジャズピアノを始めるスリーステップ! に続く)
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