「1曲深く練習するのと、浅くいろんな曲を練習するのと
どちらがいいでしょうか?」
という質問を受けました。
僕の答えは「両方しよう(笑)」
例えば、曲の練習を一日30分するとしたら
メインの曲は一週間毎日25分やって、
残りの5分は毎日違う曲をさらっとやるというように。
メリハリもついて良いのではないでしょうか。
「最近、セッションに行ってもうまく弾けないから、
しばらく一人で練習した方がいいかなと思うんです。」
という声を聞くこともあります。
でもそんなとき、ある程度セッションで楽しめていた
ことのある人だったら、セッションも一人での練習も
両方を続けることをお勧めします。
一人で練習できることももちろんありますが、
セッションの場で吸収することもたくさんあるはずです。
また、独りよがりになってしまったり、セッションの場で
実践で約に立たないような方向で練習してしまったりする
こともありがちです。
どちらが良いというのではなく、
両方やることで、両方が活きてくるように思います。
苦手なところを部分練習をするのも大事だけれども、
全体を通して弾いて、曲調をつかむことも大事。
どんどん速いテンポで弾きたいと思ったら、
どんどん遅いテンポでも弾いてみる。
速くしていくと、間違えても気がつかないで、
間違えたまま覚えてしまうこともよくありますが、
遅い方もやっておけば、そうはならない。
また、速い方が難しい気がするかもしれませんが、
遅いテンポで弾くことも、
テンポ感が良くならないとできないことです。
レッスンで1曲教わったら、
何か似ている曲を探して独力で弾いてみる。
独力でやってみたときに、
教わった練習の仕方がしっかり身につくことに
なると思います。
他にも、
メロディ&伴奏
譜面通り&アドリブ
音を詰め込んでみる&スカスカにしてみる
元気いっぱい&しっとりやさしく
ソロピアノ&バンド
練習&本番
伝統的なもの&現代的なもの
色々対になることを考えて両方やってみると
思わぬ相乗効果があるかもしれませんよ。
ただし、最後にあげた「伝統的なもの&現代的なもの」とか
あるいはさらに違いの大きい「クラシック&ジャズ」など、
違う文化のものを同時にやると、変な風に混ざって
どちらもうまく行かないことがあるので要注意。
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